広報よこはま神奈川区版 5・8・9ページ 2020(令和2)年4月号 No.270 ◯特集 あなたの家は大丈夫? 夏が来るまでにハチと蚊に備えよう 〈ハチの巣は早期発見・早期駆除〉  毎年6~10月頃にかけてハチの巣の相談が多くなります。しかし、女王バチ1匹か数匹で巣作りしている4~6月頃であれば比較的安全・安価に駆除できます。巣は夏場にあっという間に大きくなります。その前に、家の周辺を点検し、巣を見つけた場合は早めに対処しましょう。 ●ハチを知ろう!巣と個体の見分け方  スズメバチは特に攻撃性が強いため、専門業者による駆除がおすすめです。 アシナガバチと巣 全長1~3cm。ほっそりした体格。足を下に垂らして飛ぶ。六角形の多数の巣穴がある。 コガタスズメバチと巣 全長2~4cm。ややずんぐりした体格。攻撃性が強い。 とっくりをひっくり返したような形(4~6月頃)。巣穴は1つでマーブル模様(7~10月頃) ●巣を作られやすい場所を点検  雨や風を防げる場所に巣を作ることが多いので、気を付けましょう。  点検時、黒い服は攻撃されやすくなるため、避けましょう。 天井裏・壁の中(スズメバチのみ)壁のヒビなどの隙間から侵入 床下・戸袋の中(スズメバチのみ) 木のうろの中(スズメバチのみ) 垣根・植え込みの中 【巣を見つけたら】 近付かない、揺らさない、騒がない 巣を刺激すると刺される可能性があります。静かにそっと離れましょう。 【刺されたら】 ◯傷口を水洗いした後、冷やす ◯手で毒液を絞る(口で吸い出すのはNG) ◯患部に虫刺され薬(抗ヒスタミン等含有外用剤)を塗り、速やかに医療機関を受診する ※区役所ではハチの巣の駆除は行っていませんが、駆除方法の案内や防護服の貸出、駆除業者団体の案内をしています(駆除は有料)。 ※ハチの巣の駆除は、土地や建物の所有者が行うのが原則です。 〈蚊を増やさない、蚊に刺されない〉 ●蚊を増やさないために 卵~幼虫(ボウフラ)~さなぎ対策:水たまりをなくす ※この時期の対策が特に重要!  蚊の幼虫(ボウフラ)は水たまりで発生し、1~2週間程度は水中で生活します。水たまりの原因となるものは片付けるか、週に1回程度は家の周りを点検し、たまった水を捨てましょう。 (例)タイヤ、植木鉢の受け皿 成虫対策:定期的な草刈りや剪定  蚊の成虫はやぶや草むらの中など湿った風通しの悪い場所に潜んでいます。定期的に手入れをして蚊の生息場所をなくしましょう。 ●蚊に刺されないために ◆肌の露出を避け、こまめに虫よけ剤を使う ◆蚊のいる場所(やぶや草むら)は避ける ◆窓に網戸を設置しドアの開閉を少なくするなど蚊を家に入れないようにする 【海外渡航時に注意】 渡航前 厚生労働省の渡航情報を確認 ※「厚生労働省 海外渡航」で検索 帰国後 蚊が媒介する感染症は、感染した人の血を吸った蚊によって広がります。海外のデング熱等の流行地で蚊に刺された場合は、感染してもすぐに症状が出ないことがあります。感染拡大防止のため帰国後2週間程度は蚊に刺されないように気を付け、4週間は献血を自粛しましょう。 問合せ 生活衛生課 電話411-7143 ファクス411-7039