No.280 港南区版  令和3年 2月号 5面 地域通信 皆さんの地域活動を紹介します! 温かい時間が流れるコミュニティカフェ icocca(いこっか)  日野南六丁目の環状3号線沿い、鮮やかなオレンジ色のドアを開けると、奥から「こんにちは」「いらっしゃいませ」と明るく元気な声が出迎えます。一人で気ままに、または二人で予約してランチタイムを過ごす人、お弁当を買って持ち帰る人、午後にはケーキとお茶を楽しみに来る人と、次々に常連客が訪れているように見えますが、実は多くの人が「来るのは初めて」。ここは、昨年10月にオープンしたばかりのコミュニティカフェ「icocca」です。  日野南地区では、お祭りなどさまざまな行事が盛んに行われていますが、引っ越してきてなかなか地域に溶け込めない人もいたようです。PTA活動を通じて知り合った池田さんと鳥海さんは、誰もひとりぼっちにしない、いつでも誰でも気軽に集える居場所を作りたいと考え、地域の課題解決や魅力向上のための施設整備の提案に対し、助成金が交付される「ヨコハマ市民まち普請事業」にチャレンジしました。計画段階から、対象を絞った方が良いとの助言もある中で、「誰でも」にこだわり続け、見事に審査を通過し、助成事業に決定しました。  これまで、自分ができること・やりたいことでつながってくれる、たくさんの人の力で進んできました。マスク不足のときに手作りマスクの材料寄付や制作に協力してくれた人、野菜や庭で取れたものをおすそ分けしてくれる人。カフェの小皿も、すべて寄付で集まったものです。日野南小学校にはIOT(いこっか応援隊)があり、現在は2代目。icoccaの歌を作ってくれた中学生もいます。  池田さんと鳥海さんは、「『こんなことがやりたい! ちょっと助けてほしい』が言える場所にしていきたい。末永く愛されるように大切に育てていきます」と話してくれました。 コミュニティカフェ icocca 所在地:日野南6-29-17 電話:045-367-9895 営業時間:10時〜16時 定休日:土・日曜日、祝休日 ※都合により休業する場合があります コミュニティカフェいこっか で検索 今月の活動は… ・外出促進:3 すべての人に健康と福祉を ・リユース:12 つくる責任 つかう責任 ・地域活動:17 パートナーシップで目標を達成しよう  SDGs(エス・ディー・ジーズ)とは、「Sustainable Development Goals」の略称で、持続可能な世界を実現するための開発目標です。「地球上の誰一人として取り残さない」を基本理念とし、17のゴール・169のターゲットから構成されています。横浜市は、SDGsの達成に貢献する自治体として「SDGs未来都市」に選定されています。  私たち一人ひとりの身近な行動が、この目標を達成する第一歩となります。地域通信で紹介する活動も、SDGsにつながっていることを、ぜひ知ってください。